リストレストとは手首のところに置くクッションのことです。マウスやキーボードを操作していると首や肩、腕や腰、手首に力が入ってしまいます。手首の下にリストレストを置くことでマウスやキーボードの操作がしやすくなり、長時間の作業によって起こる指や腕の負担を軽減できます。
リストレストは操作を快適にし、負担を軽減するのに役立つアイテムです。クッション性のあるスポンジ素材のもの、硬めの素材のもの、といったように多種多様にありますが、「種類とサイズ」「厚み」「素材」「滑り止めの有無」はしっかり確認しておきましょう。特に気をつけておきたいポイントを以下に記載していますので参考にしてください。
リストレストにはキーボードと同じくらいの長さのものから、手首を支えるだけのミニサイズまで色々あります。「使っているパソコンがデスクトップ型orノート型」「手首をよく動かすorほとんど動かさない」など、使用している環境に合わせて選びましょう。
また、卓上のスペースによって置けるサイズも変わってきます。できるだけ大きいものを選ぶのがおすすめですが、キーボードやマウスを操作する左右の手の動きは自分が思っている以上に大きいものです。小さいと対応できない可能性があります。その動きに対応できる大きさのリストレストを選ぶようにしてください。例えば、テンキーを頻繁に操作するなら、数字キーに届く長さの製品が良いでしょう。
手首が疲れにくい角度や使いやすい角度はリストレストの厚みによって決まります。必ず試してみてから購入するようにしてください。
ただし、机や椅子の高さ、キーボードの大きさなどで手首の位置が異なります。手首の位置が高いと作業がしにくく疲れやすいため、手首の位置とリストレストの厚みが適切かどうか、きちんと確認しましょう。
リストレストは柔らかいウレタンやジェル、木など様々な素材から作られています。素材ごとに使用感やお手入れ方法が異なるので注意してください。
体にフィットするものが良ければウレタンが、清潔感を重視するなら洗える素材のジェルがおすすめです。
触り心地やサポート感も重要ですが、製品の底面に滑り止めがあるかどうかもチェックしておきたいポイントです。滑り止めがついている製品ならキーを強めに打ってもずれることがありません。ガラス製の机は特に滑りやすいので、滑り止めの有無はしっかり確認しておきましょう。
長時間作業していると手首や腕に疲労が溜まるため、作業効率も落ちてしまいます。快適に作業するためのグッズは色々ありますが、導入しやすいのは手首の下に置く「リストレスト」です。
日本語配列と英語配列、それぞれにメリットがあり、どちらが良いとは一概には言えません。しかし、作業効率や体への負担軽減を考えると使い慣れているキー配列の方が良いでしょう。
エンジニアにとってキーボードはとても使用頻度の高いアイテムです。扱いにくいものを使用していると仕事の効率も下がってしまうので、自分に合うものを選ぶようにしましょう。