マウスを使用する場合、手は机と平行になります。これでは手首や指に負担がかかってしまうため、長時間の作業には不向きです。手が疲れないマウスとは、より自然な姿勢で操作できるマウスのことです。作業環境と人間工学に基づいた形状で体の構造に沿ったデザインなら長時間使用しても手が疲れにくくなるそうです。
マウスは右クリック、左クリック、ホイールボタンの3つのボタンがあるのが基本です。この3つのボタンでパソコンを操作することができますが、手の負担を軽減するとは言えません。そこで、近年人気があるのがXボタンとYボタンを備えた多ボタンマウスです。拡張性が高く、OSのショートカットやアプリケーションの機能をボタンに割り当てることができるので、複数のクリックやキーの組み合わせが必要なコマンドを1回のクリックで実行できます。これにより、時間のかかる繰り返し作業を簡略化し、効率を大幅にアップさせることができます。
作業効率を上げるためにマウスは重要なアイテムですが、メーカーによって特徴が異なります。ここでは「ロジクール」「エレコム」「ケンジントン」の3つのメーカーにスポットを当て、それぞれの特徴をわかりやすく説明します。
1988年スイスで設立したロジクールは、PC周辺機器を主に扱うエレクトロニクス系企業です。数多くの種類を揃えており、そのラインナップは世界でもトップクラスです。
人気を集めているのは、1つのレシーバーだけで複数のマウスやキーボードから操作ができるUnifyingタイプや、スペースがない場所でもボールを転がすだけでマウス機能が果たせるトラックボール型です。多機能かつ高コスパモデルを揃えているのでエンジニアにもおすすめです。ロジクールの商品については以下の公式サイトをチェックしてみてください。
1986年に大阪で創業した日本企業のエレコムは、マウスやPCメモリを主に扱っているエレクトロニクス系企業です。千円台から1万円以上のハイエンドモデルまで、様々な価格帯のマウスを揃えているのが特徴です。また、自分好みに機能をカスタマイズすることも可能で、「エレコム マウスアシスタント」というソフトの該当機器であれば、フライングスクロール機能やプレゼンモード機能などを追加することができます。エレコムの商品については以下の公式サイトをチェックしてみてください。
1981年にカリフォルニアで創業したケンジントン(ケンジントン・テクノロジー・グループ)は「AppleⅡ」コンピュータの部品を手掛けたことでも知られるメーカーです。スティーブ・ジョブズの美学を引き継いだような美しいデザインが特徴で、トラックボールは他社に比べてかなり大きく作られています。大きい分、どの指でも操作することが可能で、作業が長時間になっても疲れにくい構造になっています。ケンジントンの商品については以下の公式サイトをチェックしてみてください。
長時間作業していると手首や腕に疲労が溜まるため、作業効率も落ちてしまいます。快適に作業するためのグッズは色々ありますが、導入しやすいのは手首の下に置く「リストレスト」です。
日本語配列と英語配列、それぞれにメリットがあり、どちらが良いとは一概には言えません。しかし、作業効率や体への負担軽減を考えると使い慣れているキー配列の方が良いでしょう。
エンジニアにとってキーボードはとても使用頻度の高いアイテムです。扱いにくいものを使用していると仕事の効率も下がってしまうので、自分に合うものを選ぶようにしましょう。